雑食性無差別シマリスの(・ ×・)ホンダナ [自分用メモ]
クリス・ライアン『レッドライト・ランナー抹殺任務』(早川書房)
ポール・ドイロン『森へ消えた男』(早川書房)
前者はSAS隊員が、カザフスタンのテロリスト訓練キャンプにいる約20名の英国人を
抹殺する任務を受けたところ、標的の中に失踪した元SAS隊員である兄がいるのを知って
どうにかして任務自体は完遂しつつ兄を救おうと奔走するお話。
後者はメイン州猟区管理官が、自堕落で酒浸りで暴力的性向を有する密猟者の父親が
殺人容疑をかけられて逃亡中であると知らされて、自堕落で酒浸りで暴力的性向を有する
密猟者ではあるが少なくとも父親は人殺しではないと信じるがゆえにキャリアを擲ってでも
父親を救おうと奔走するお話。
身内だから。
それだけが理由で主人公の1人は兄を、もう1人は父親を、信じそして救おうとします。
あいにくどちらも救うに値しないやつだということは繰り返し説明されるんですが(笑)
最終的に、どちらの主人公も自分の行為の結果キャリアを危うくし。
救おうとした当の相手によって友人を失い、または失いかけ。
挙句に主人公自身も危うい状況に陥り、自分が救うに値しない人間の屑を救おうとしていたのだ
ということを思い知らされます。遅きに失した感はありますが。
読者はわりと早い段階でそのことに気がつきますから(笑)
そして読後感の悪いラストを迎えることになるわけなのですが。
法執行機関の人間の身内が加害者ないし被害者になった場合、通常は休暇を取らせる等して
捜査から完全に除外します。
これらの作品のように捜査を妨害して回ることは断じて許容されません。
そうした規定にはやはり意味があるのですね、という2作品でした( ̄▽ ̄)旦~~
前者『レッドライト・ランナー抹殺任務』はミリタリ者がSASモノとして読む分にはよいでしょう。
後者『森に消えた男』は普通の小説を読む人にもお勧めできます。読後感は悪いですが(笑)
この本の主人公が自堕落で酒浸りで暴力的性向を有する密猟者の父親と、父親の友人ども
(これまた自堕落で酒浸りで暴力的性向を有する密猟者で、なおかつろくでなし)によって
アウトドアライフに対する少年らしい夢とか憧れみたいな物を砕かれて行く過程を読んでいて
ジョン・クラカワー『荒野へ』(集英社文庫)
この本を思い出しました。
こちらの本の主人公、クリス・マッカンドレスは『森へ消えた男』の主人公とは違い、
幼少の頃家族や友人に恵まれたがためにアウトドアライフというやつに幻滅することなく育ち、
やがて知識は充分でも準備は不足のまま1人アラスカの荒野に出かけて行き、後に餓死しました。
『荒野へ』は1992年に実際に起きたその事件について、クリス・マッカンドレスの誕生から死までを
彼を知る人物にインタビューして回った結果を元に構成したノンフィクションです。
読んで楽しい本では全くないけど、読んどいて損のない本だと思います。
特に将来アラスカで自給自足の生活を送ってみたいとか思ってるやつは読んどいた方がいい。
夢もチボーもない現実ってやつを知って、ようやく人生は始まるんだ。たぶんね…(∥ ̄▽ ̄)旦~~
ポール・ドイロン『森へ消えた男』(早川書房)
前者はSAS隊員が、カザフスタンのテロリスト訓練キャンプにいる約20名の英国人を
抹殺する任務を受けたところ、標的の中に失踪した元SAS隊員である兄がいるのを知って
どうにかして任務自体は完遂しつつ兄を救おうと奔走するお話。
後者はメイン州猟区管理官が、自堕落で酒浸りで暴力的性向を有する密猟者の父親が
殺人容疑をかけられて逃亡中であると知らされて、自堕落で酒浸りで暴力的性向を有する
密猟者ではあるが少なくとも父親は人殺しではないと信じるがゆえにキャリアを擲ってでも
父親を救おうと奔走するお話。
身内だから。
それだけが理由で主人公の1人は兄を、もう1人は父親を、信じそして救おうとします。
あいにくどちらも救うに値しないやつだということは繰り返し説明されるんですが(笑)
最終的に、どちらの主人公も自分の行為の結果キャリアを危うくし。
救おうとした当の相手によって友人を失い、または失いかけ。
挙句に主人公自身も危うい状況に陥り、自分が救うに値しない人間の屑を救おうとしていたのだ
ということを思い知らされます。遅きに失した感はありますが。
読者はわりと早い段階でそのことに気がつきますから(笑)
そして読後感の悪いラストを迎えることになるわけなのですが。
法執行機関の人間の身内が加害者ないし被害者になった場合、通常は休暇を取らせる等して
捜査から完全に除外します。
これらの作品のように捜査を妨害して回ることは断じて許容されません。
そうした規定にはやはり意味があるのですね、という2作品でした( ̄▽ ̄)旦~~
前者『レッドライト・ランナー抹殺任務』はミリタリ者がSASモノとして読む分にはよいでしょう。
後者『森に消えた男』は普通の小説を読む人にもお勧めできます。読後感は悪いですが(笑)
この本の主人公が自堕落で酒浸りで暴力的性向を有する密猟者の父親と、父親の友人ども
(これまた自堕落で酒浸りで暴力的性向を有する密猟者で、なおかつろくでなし)によって
アウトドアライフに対する少年らしい夢とか憧れみたいな物を砕かれて行く過程を読んでいて
ジョン・クラカワー『荒野へ』(集英社文庫)
この本を思い出しました。
こちらの本の主人公、クリス・マッカンドレスは『森へ消えた男』の主人公とは違い、
幼少の頃家族や友人に恵まれたがためにアウトドアライフというやつに幻滅することなく育ち、
やがて知識は充分でも準備は不足のまま1人アラスカの荒野に出かけて行き、後に餓死しました。
『荒野へ』は1992年に実際に起きたその事件について、クリス・マッカンドレスの誕生から死までを
彼を知る人物にインタビューして回った結果を元に構成したノンフィクションです。
読んで楽しい本では全くないけど、読んどいて損のない本だと思います。
特に将来アラスカで自給自足の生活を送ってみたいとか思ってるやつは読んどいた方がいい。
夢もチボーもない現実ってやつを知って、ようやく人生は始まるんだ。たぶんね…(∥ ̄▽ ̄)旦~~
2010-10-27 19:58
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